第 8 回 柞の森音楽祭

“ははそのもり” と読むらしい。読めない。

人づてにお手伝いを頼まれたので、舞台裏でちこちこ動き回ってきた。

地元の中学校の吹奏楽部とか、地域の有志による合唱とかダンスとか、いろいろな演目のあるにぎやかなイベント。

運営はたいへんそうだったけれど、ちびっこからお年寄りまでがいっしょの舞台で緊張しながらも楽しそうに歌ったり踊ったり吹いたりしているようすは、とてもよい。

もう八回目だそうで、人手不足はこの手のイベントの常だけれど、普段発表する場のない団体にとっては貴重な場だし、こういうところでの共演をきっかけに予想外の展開につながることもままあるので、永く続くといいなあと思う。

実働面でいえば、吹奏楽とギター合奏で、舞台準備のお作法にはローカルルールや細かな文化の違いもやっぱりあって、その辺はおもしろかった。だいたいは一緒だったので大きな違和感なく動けたけれど。

ぜんぜんしらないコミュニティにひとり紛れることになったけれど、平和な空気でよかった。いちどお客さん側として観てみたい。

渡辺良介 Farewell Live!

3 月 20 日の金曜日、吉祥寺駅すぐの CHAIN GANG(吉祥寺チェインギャング)にて。

このウェブログでも何度か登場している渡辺良介大先生は、聴くだけで卒倒すると言われるほどにギターがウマいわけですよ。

その彼が、大学卒業(というか就職)を機にギターから少しばかり離れてしまうとのことで、その区切りのためのライブがこれ。

ファンとして!! 行かないわけが!! ないじゃない!!

さいこうでした。惚れる。

茜色の街がたまンないよね、だいすきです。終演後のだらだらタイムでもういちど弾いてくれたので二回も聴けた。

心地よい空間と心地よいひとたちと心地よい音楽でさいこうだった。さいきょうの組み合わせ。

CHAIN GANG という場所、初めて行ったけれどオシャレなステキ空間だった。オープンマイクに小編成で突撃するのはアリかもしれないなあなどと。

いつになるかわからないけれど、次のライブを楽しみに生きます。

第 2 回 Rubinetto 単独ライブ

先日の 第 1 回 に続く Rubinetto 単独ライブシリーズの第 2 回を、3 月 14 日の土曜日、泉の森会館ホールで開催しました。

キャパシティが前回の倍の 80 でしたが、ありがたいことにまたまた満員になって(ちょうすごい!!)、うれしいかぎりです。満員。満員て、前回と合わせて 120 ですよ、すごい。

ゼロから自分たちで作ってきて一年間でコレというのは、わりと本気で僥倖だと思っています。

イイ感じにノリにノってきているので、来年度以降もエンジンふかしてばりばり進撃していきたいですね。そのうち 1,000 人くらいの団体になったらいいのです。

泉の森会館、今回初めて使いましたが、おしゃれできれいで明るくてとてもよいところでした。アクセスもよいうえにお安いのです。

音響面でいうと高音域の抜けがもうすこし欲しいところではありましたが、配置やらなにやらでの工夫のしようはありそうだったので、また使うときはもうちょいよくできそうです。また使いましょう。

『演奏会』と『ライブ』という言葉、広義では同一視されますが、この二つがもつニュアンスとコンテンツ性の違いは、個人的にとても大事にしたいもののひとつです。

ごはんやら飲み物やらをコンテンツのひとつにできる場合は、プレイヤ側はもちろん、お客さんのスタンスも簡単にそれっぽくできますが、きれいな場所で客席がきちっと並んでいて音楽のみで勝負となると、どうしても『演奏会』っぽい空気になりがちですね。

根本的に『演奏会』向けの所作振る舞いが身体に染み着いているということも否めないので、場数踏まないとです、経験値稼ぎはとても重要なのです。

録画も録音もばっちりしたので、YouTube で順次公開していくつもりです。二公演分を組み合わせて、プログラム全曲分載せちゃう予定です。お楽しみに!!

ご来場いただいたみなさま、泉の森会館のスタッフのみなさま、ありがとうございました。

自分たちで思う改善点もアンケートから読み取れる改善点もいろいろあるので、そのあたりを踏まえつつ、引き続きノリノリで活動していきたいですね。今後とも Rubinetto をよろしくお願いします。

Shukugawa Live!

べらぼうにウマいアコースティックギタリストの友人ふたりが一夜限りのユニットを組んでライブに出るというので、会社帰りに行ってきた。

原諒介と渡辺良介のふたりのリョウスケで、ユニット名は R2。

3 月 12 日、木曜日、場所は宿河原のいつものポトスさん。

このときの動画を二曲だけ公開してくれたのでどうぞ。

ひとつめの “茜色の街” は右側の R のひとのオリジナル。彼のオリジナル曲の中ではぼくは一番これがすき。ふたつめの “風の詩” は押尾さん。

こんなん誰が見てもカッコいいにきまってんだろ(ノシ・ω・)ノシ

この日は、それぞれのソロパフォーマンスを挟みながら、お互いのオリジナル曲をデュオアレンジにして弾きあうプログラム。行ってよかった。

しかしやはりこの二人が組むとかもう卑怯以外の何物でもない。

ふたりとも就職で散り散りになってしまうのが惜しい。

今回は生で聴けてよかったけど、このままだと世界が損をするので、ふたりともばんばん YouTube とか Facebook とか Twitter とか何でもいいから自分の演奏をインタネットに載せてください!!

BRA★BRA FINAL FANTASY Brass de Bravo with Siena Wind Orchestra

FINAL FANTASY の曲をシエナウィンドオーケストラさんが演奏するコンサート、BRA★BRA FINAL FANTASY Brass de Bravo with Siena Wind Orchestra に行ってきた。3 月 7 日の土曜日、東京オペラシティコンサートホール、タケミツメモリアル。

この会場、高校生のころに贅沢にも演奏者側として使ったことがあって、ぼくが初めて『よいホールで弾くとたのしい』ということ明確に意識したのがそのときだった。だから思い入れのある場所。

そんな場所で FF でしかもシエナさんとか、これがテンションあがらずに居られるか状態なわけで。

シエナさんを生で聴くのは初めてで、顔ぶれからするとどうも全員が一軍というわけではなさそう(?)な気がしたけど、それでだってやっぱり鬼のようにかっこうよかった。ちょうウマい。

大勢で演奏するときの迫力ももちろんなのだけれど、ベテラン勢(たぶん)の小編成でのジャジィなアレンジとか金管アンサンブルアレンジとか、そういうのがさいこうにきもちがよい。耳が溶ける。

ゲーム音楽っていう世界自体のカジュアルさと、吹奏楽っていうジャンル自体のカジュアルさってすごく相性がよさそう。オーケストラにある根底的な “おカタさ” がないので、身構える必要がまったくない。最初から楽しむ気満々で居られるあたり、ストレスフリーですばらしい。

吹奏楽アレンジでの公演は公式には今回が初らしいのだけれど、ぜひ今後も継続して続けていただきたい感じ。

先々月の Distant Worlds、先月の THE LEGEND of RPG に続くぼくのゲーム音楽月間(?)、これで完結。

でもまたいきたいね、ゲーム音楽はおいしい。

第 16 回 品川ギターアンサンブル演奏会

行ってきた。3 月 1 日、日曜日、大田区民センター。

品川ギターアンサンブルさんを生で聴くのは初めて。この日の共演は目黒クラシックギタークラブさんと、毎度おなじみアンサンブル・ジターノさん。

品川さんの演奏、とてもきっちりしていた。

楽譜にとても真摯に向き合って、そしてとても丁寧に組み立てていっている印象。だからリアルタイムに音を作るというよりは、そういう練習で事前に作り上げておいた音楽を、練習のとおりに当日の舞台上で再現する、みたいなアプローチをしているように見えた。

共演のジターノさんはいつも通り相変わらず自由な感じ。リアルタイム指向(?)だし品川さんとはすこし特性が違うと思っているので、異文化交流みたいな印象でおもしろかった。

当日の動画が全曲公開されたようなので載せる。多いので 再生リストでリンク。埋め込みはダメっぽいので、YouTube に飛んで から観てね。

https://www.youtube.com/playlist?list=PLjFGBkRcU0_ojXnQd469seW6CLcOG6M6u

昭和感に満ちた平和で落ち着いた時間。のんびりしていてよい。

知らない団体の演奏会にはこれからもいろいろ行きたいし、弾く側目線で言えば共演もしてみたい。他のアンサンブル団体のひとと一緒に舞台に乗るの、高校生の頃の JGA フェスティバルギターアンサンブル以来なにもない気がする。あったっけ。

そんなわけで、Rubinetto は共演依頼も受付中だよ!

第 1 回 Rubinetto 単独ライブ!

Rubinetto の結成から一年。5 人で始めて、いまは 14 人。

いろいろな方々と共演する形でこれまで都合 4 回のライブに出演してきましたが、ついに Rubinetto の名義で単独でライブを開催するに至りました。

“いつもの場所” とも言えるおなじみのカフェレストラン、ポトスさんにて。2 月 15 日、土曜日。

お客さんもたくさん来てくれて満席になった(すごい!)し、終演後のわちゃわちゃもおもしろかったし、何より演奏をみんなでによによしながら楽しめたので、あんまり言うこともないのですが。

ライブの様子をさっそく二曲だけ公開したので紹介します。

まずはこちら、葉加瀬太郎さんの Girls Talk。かわいい曲です。

カホンは最近加わったのですが、ウクレレベースのふくよかかつ濃厚な低音との相乗効果で、ビート感が強烈にふくらんで推進力が爆発的に増強されます。さいこうです。

そしてこちら、これも葉加瀬太郎さんの Born to Smile。これまで MV 版カフェコンサート版 も公開してきましたが、人数と楽器の増強で大幅にパワーアップしました。

今回来られなかったみなさま、3 月の 14 日の土曜日に今回とおなじような演目で『第 2 回 Rubinetto 単独ライブ』を開催しますので、ぜひどうぞ。

14 時開演っていう昼間だし、登戸駅からたったの二駅の狛江駅すぐなんていうステキなロケーションなので、部活帰りの学生さんにもちょうどよい具合です。ホワイトデーですし、デート会場にでもしていただければ。

そしてそして、単独ライブ以外にも、三月末のカフェコンサート と、五月のコンサート、さらには 八月のコンサート への出演がすでに決まりつつあります。

あいかわらず、団員は募集中です。

今月すでにひとり加入してくれていますし、なんていうか、みんなで気軽に音楽を楽しめる場をひろく解放していきたいというのがぼくのなかにあるので、技量とかどうでもよくて、だからぼくらの演奏を見て聴いてみて、楽しそうだなー混ざりたいなーって思ってくれたらほんとうにまず見学に来てみちゃえばよいと思っています。

お気軽にという言葉以上にお気軽なくらいでじゅうぶんなので、お気軽にどうぞ。

来てくれたみなさま、ポトスのみなさま、ありがとうございました。ギター好きのみなさま、3 月 14 日に泉の森会館で会いましょう 🙂

JAGMO の THE LEGEND of RPG に行ってきた

JAGMO という、ゲーム音楽を専門に扱うプロオーケストラの、『THE LEGEND of RPG 伝説の交響楽団』と題されたコンサートに行ってきた。2 月 8 日、五反田ゆうぽうとホール。

先日の反省 があったので今回は悪い意味で “身構えて” いったのだけれど、よい意味でおおいに裏切ってきてくれて、心配する必要はまるでないくらいに、しっかりと音楽を聴けた。きちんとゲーム音楽で、きちんとレベルの高いオーケストラだった。

曲はこちらのタイトルから。単品やらメドレーやらでもりだくさん。

  • ポケットモンスター
  • クロノ・クロス
  • クロノ・トリガー
  • キングダム・ハーツ
  • ロマンシング サ・ガ
  • ファイナルファンタジー

ハコもちょうどいいし、映像もなく演出も控えめで、ストレートに音──もちろん生音──で勝負してくる感じ。ゲーム音楽の “音楽としての” よさを、オーケストラを遣って最大限に表現してくる感じ。いいですね。

オーケストラの響きってやっぱりすきだなあと。そしてコテコテのクラシック音楽もいいけれど、ゲーム音楽というよい意味で気楽な世界もやっぱりすきだなあと。

いいトコどりってかんじで。ぜいたくだった。これはまたいきたい。

FF をオーケストラで聴く。Distant Worlds に行ってきた

1 月 22 日、木曜日。会社を午後おやすみにして、東京国際フォーラムのホール A で開催された Distant Worlds: music from FINAL FANTASY THE JOURNEY OF 100 に行ってきた。

“music from FINAL FANTASY” と題されている通り、ファイナルファンタジーシリーズの音楽のコンサート。

幼少期はあまり TV ゲームでは遊ばなかったおかげで、ふぁみこん時代の FF は触ったことがない。そのうえ VII から IX しか経験がないという、言ってしまえばニワカ的なアレだけれど、それでも FF は好きなゲームのひとつ。とくに VII。

そんなわけで、東京フィルハーモニー交響楽団さんの生演奏を巨大スクリーンによる映像上映とともに楽しめるらしいこのコンサートは、予約してからというものほんとうに楽しみだった。もちろん S 席。

……で、個人的には、”音楽” を聴きに行ったつもりだったのだけれど……。

でも、蓋を開けてみれば “超贅沢なプロモーションビデオ観賞会” という感じだった。

例えていうなら “同窓会” に近い。会場がレストランだからって “料理” を目的に同窓会に参加してもイマイチなのと同じで、この手のイベントも、コンサートだからって “音楽” を第一目的にするべきではないのかもしれない。モチベーションは “回顧” に見るほうがよいのかなと。

楽しかったは楽しかったけれど、でもちょっと残念。

というのも、とくに PA が微妙だったから。”生演奏” と “生音” は、やっぱりぜんぜん違うのよね。

聴こえなくていい雑音、具体的には譜めくりの音や衣装の擦れる音までばっちり拡声されてしまっていたし、あとはコーラスのバランスも悪かったし……。コーラスはそもそもだいぶズレていたので、周りの音が聴きづらくて歌いにくかったんだろうなあって気がしている。音の細さと狭さも気になった。

いや、技術的にはアレだけのハコでアレだけの音がつくれればちょーすごいとは思うのだけれど…… でも根本的に東京国際フォーラムなんていう “コンベンションセンタ” で合唱付きのオーケストラって、そもそもの会場の選択にちょっと無理があるよね、って思わざるを得ない。そんな具合。

無茶を承知で言えば、仮に一万人分の集客力がある場合、『キャパシティ 5,000 のコンベンションセンタで PA アリの公演を二回』よりは『キャパシティ 2,000 の “コンサートホール” で PA ナシの公演を五回』のほうが理想ではある。”音楽” をウリにするならなおさら。

もちろん、巨大スクリーンのあるコンサートホールなんてすごく少ないだろうし、一回でたくさんひとを呼べた方がストレートに言えば利益率は上がるだろうから、商業的には間違っていないとは思うのだけれど。当然、楽団さんはじめ関係者のスケジュールもあるわけだし。

それでもやっぱり S 席で 9,000 円という海外のまっとうな楽団の来日公演並みの値段設定であるなら、それならそれでそれに見合うだけの音楽は聴かせてもらいたかった。

あの人たち、ほんとうはもっとうまいはず。もったいない。惜しい。よいホールで生音で聴きたかった。

PA 以外でも、一曲めのプレリュードの冒頭、ハープとコーラスが始まったときは、正直このクオリティで最後まで行ったらどうしようと言葉通り悪い意味でたいそう不安にもなったけれど……。

とはいえゲーム音楽って、ゲーム音楽単体としての価値もさることながら、それにまつわる個々人の記憶や思い出があるからこそのコンテンツでもある。だから “コンサート” ではなく『音と映像で昔を懐かしむ』ためのイベントだと割り切ってしまえば、書いたとおり『超贅沢なプロモーションビデオ観賞会』としてとても楽しいイベントだったのは事実。

Liberi Fatali とかバトルメドレーとか、片翼の天使とか。アンコールのアレも。音の数が増えると映像効果と合わさって迫力が出てくる(ごまかしが効きやすいってことでもあるんだけどね)し、ボーカルのある曲はボーカルさんのしっとりとしたうたに映像の空気がよく馴染んでいたし、このあたりはプロモーションとして、あるいは映像作品として秀逸な出来だなあと。

ああ、もう一度あそびたいなあと、もういちどサウンドトラックを聴きたいなあと、あそんでいた当時のわくわく感や興奮がふんわりと浮かんできて、そう思った。満足。

FF VII、たまにふとやりたくなってひっぱりだすんだけど、早いと爆破ミッションが終わるか、長くても神羅ビルについたくらいで満足してしまって、エンディングまでは結局数回しか行ったことがないのよね……。

2 月の “JAGMO -伝説の交響楽団- THE LEGEND OF RPG COLLECTION” も行くし、 3 月の “BRA★BRA FINAL FANTASY Brass de Bravo with Siena Wind Orchestra” も行く。これも楽しみ。

ゲーム音楽、よいものだ。

自分が他校の何期生相当かすぐわかる、ギター合奏クラスタ用 Web サービス『多摩高期数変換機』をつくった

背景

ギター合奏界隈で集まってお互いに自己紹介するときに、『○○高校の△期の□□です』という言い方をよくします。ぼくでいえば、『多摩高校の 48 期の黒井です』といった具合ですね。

これ、同じ学校であればすぐにどの世代か理解できて自分との関係性も導き出せるのですが、当然ながら他校の数字で言われてもよくわかりません。それどころか、学校によっては、”期” ではなく定期演奏会の “回” で数えているところもあります。

もちろん、他校出身の友人がいるのであれば、そのひとを基準に計算することは容易いし、慣れてくれば自分の頭の中に対応表が出来上がってくるものです。最近では『多摩高校換算で××期相当』と自己紹介に最初から含めてくる強者もよく目にするようになりました。

とはいえ、そういうコミュニティの空気に慣れるまでは、それはなかなかできるものではありません。

相手の世代がわかることで、初対面でも、コンクールで弾いていた曲、交流会であったできごと、共通の先輩や後輩など、話題の幅がかんたんに広がります。とくに相手が自分に近い代である場合はなおさらで、思い出話に花を咲かせやすくなるというものです。

そんなわけで、初対面でも話のきっかけを増やせるかもしれない仕組みのひとつとして、これを作りました。

……もともとこういう変換機構は欲しいなあとは思ってはいたのですが、実装に着手したいちばん直接的な理由は、最近老害おじさん友人がこんなことをやっていたからです。

作ったもの

これです。

多摩高期数変換機

多摩高期数変換機

これは、中学や高校でギター合奏を行う部活動や同好会に所属している、または所属していた方々を対象にした、

  • 自分の学校名と期数』か『自分の学校名と引退時の定期演奏会の回数』か『自分の誕生年度』を入力すると
  • 自分がほかの学校では何期生に相当するのか、第何回の定期演奏会の代かがわかる

という機能をもつ Web サービスです。

つかいかた

スマートフォン世代の方々にはすぐ馴染めるようなインタフェイスにしたつもりです。

  1. 最上段のタブで変換方法を選びます
    • [期から] は、[学校] と [] を元に計算します
    • [定演から] は、[学校] と [引退時の定演] を元に計算します
    • [誕生年度から] は、[誕生年度] を元に計算に変換します
  2. 変換方法に応じた入力欄が表示されるので、すべての欄で適切な値を選択します
  3. 入力が完了すると、画面下部に結果が表示されます
  4. お好みで [結果をツイートする] ボタンでツイートします
使い方
使い方

また、右上の [設定] ボタンからは、いくつか挙動を任意で変更できます。設定は任意のタイミングで変更可能で、変更は即座に結果に反映されます。

設定
設定

[定演の回を表示する] のチェックを入れると、計算結果に期数だけでなく、その期の代が引退したときの定期演奏会の回数も併せて表示されます。デフォルトは無効です。なお、定期演奏会の回数はツイートには含まれません。

[マイナス表示を許可する] のチェックを入れると、”1 期” のひとつ上を “0 期”、もうひとつ上を “-1 期”…… とさかのぼって表示するようになります。デフォルトは無効で、”1 期” より上の代はすべて “-” と表示します。”1 期” のひとつ上を “0 期” にするべきか “-1 期” にするべきかは議論の余地がありますが、実装がラクなのでひとまず “0 期” にしています。

考えたことというか工夫というか

世代の区別の根拠は学校によって “期” だったり “回” だったりといろいろなので、そういった差を吸収するため、複数の変換方法を用意しました。

また、処理を JavaScript で完結させているので、サーバとの余計な通信は発生しません。

拡張しやすくするため、学校の情報はすべてひとつの連想配列にまとめました。結果の表示枠もすべてその配列から動的に生成させているので、配列に一行足すだけで学校が追加できます。

あとは結果が “-” になる学校の分はツイートに含めないとか、入力時に学校に応じて期の選択肢が変わるとか、細かなところは手を入れています。

未実装、あるいは検討の余地

あくまで機械的に算出しているため、『定期演奏会が必ず一年に一度だけ開催される』という暗黙の前提を置いています。この前提に従っていない歴史がある場合は、計算結果が狂います。

おくさまに見せたら、『Facebook か Twitter と紐付けて結果をデータベースに貯めて、誰と同期だとか誰が後輩で先輩だとかわかるようにしたら?』と言われました。さすが IT やさんです。

まとめ

本業のおしごとでは IT 系と言いつつ Web アプリケーション系のコードを書く機会がまるでないので、久々に趣味のプログラミングって感じでおもしろかったです。

jQuery Mobile、便利ですね。まともに使ったのは恥ずかしながら初めてだったんですが、好きになりました。

こういうのって、コードを GitHub に載せるとイイんでしょうか。最近のお作法ってどうなんだろう。

ちなみにこの勢いに乗って、実は Python + jQuery でそれなりに機能する CGI を作ったんですが、それはまた別のお話。一般公開はしていないです。