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vSphere 上の仮想マシンを IPMI で操作する: VirtualBMC for vSphere (vbmc4vsphere)


ざっくり紹介

いろいろあって作りました。

これを使うと、vSphere 環境上の仮想マシンを、IPMI (ipmitool など)で制御できます。

物理サーバとまったく同じプロトコルが(もちろん全部ではないですが)仮想マシンに対して使えるようになるため、単に ipmitool による手動操作だけでなく、バックエンドで IPMI を必要とする、または IPMI があれば動かせる物理サーバ向け機能も仮想環境で動作させられる 可能性がある点が大きなメリットです。

具体的には、

  • ipmitool での手動操作(電源制御、起動デバイスの変更)
  • vCenter Server からの ESXi のパワーオン
  • vSphere DPM(Distributed Power Management)による自動電源制御
  • oVirt など他の仮想環境管理ツールの自動電源制御
  • OpenShift の Baremetal IPI など、物理サーバに対する自動プロビジョニング機構

が、vSphere の仮想環境内で実際に動作させられる可能性があります。

もちろん、物理環境を完全にエミュレートできるわけではないため、完全な代替とは言えず種々の注意は要しますが、前述のものはいずれも動作確認済みです。

本エントリでは、仕組みと簡単な使い方を紹介します。

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VCF Lab Constructor(VLC)でネステッドな VMware Cloud Foundation 4.0 環境を気軽に作る


はじめに

VMware Cloud Foundation(VCF)という、SDDC Manager で SDDC 環境全体をイイ感じに管理できる製品があり、これを(ハンズオンラボでなく)自宅で触りたくなりました。ただの趣味というか興味です。

しかし VCF は、お行儀のよい SDDC 環境をしっかりした規模で作るための製品なので、自前で構築しようと思えば、たとえ最小構成でも、256 GB のメモリと 10 TB 超の SSD と 2 つの 10 GbE の NIC を積んだサーバを 4 台用意しないといけません。また、上位ネットワークとは BGP で会話できないといけないですし、DNS サーバや DHCP サーバなど周辺にもいろいろ必要です。さらにはネットワーク構成の詳細やさまざまなオブジェクトの命名など ワークブック の 400 ちかいパラメータを決定する必要もあります。

要するに、自宅で気軽に触れる程度のものでは到底ないわけです。ネステッドで作ればハードウェア面はある程度ごまかせはするものの、周辺サーバの用意やパラメータの決定は、ちょっと触れればいいとほんのり思っているくらいのモチベーションではしんどいものがあります。

とはいえ、海外のさかんな自宅ラボ事情を考えると、自宅で触りたい勢は世界のどこかには存在しているはずで、そう思っていろいろ調べていると、VCF Lab Constructor(VLC)なるものの存在を知りました。このエントリでは、これを使ってネステッドな VCF を構築するまでの流れを紹介します。

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Rapsberry Pi

冬休みの自由研究: EdgeX Foundry (7) Kubernetes 上で Fuji リリースを動かす


EdgeX Foundry 関連エントリ

EdgeX Foundry と Kubernetes

これまでの EdgeX Foundry 関連エントリでは、一貫してその動作を Docker Compose に任せていました。公式でも Docker Compose や Snaps を利用して動作させる手順が紹介されています。

が、最近よく Kubernetes(や OpenShift)を触っていることもあり、コンテナなら Kubernetes でも動かせるよね! という気持ちになったので、やってみました。

なお、現段階では、Kubernetes 上で動作させるためのマニフェストファイルは、公式には用意されていません。また、そもそも EdgeX Foundry は HA 構成を明確にはサポートしておらず、実装上も考慮されていないようです。つまり、仮に Kubernetes で動作させられたとしても、レプリカを増やしてロードバランスするような状態での正常な動作は何の保証もないことになります。

というわけで、現状ではあくまで実験程度に捉えておくのがよいと思います。

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Cluster API で vSphere 上の Kubernetes クラスタを管理する


きっかけ

実験したいことが出てきてしまい、自宅で Kubernetes を触りたくなりました。

これまで Kubernetes を触る場合は Google Kubernetes Engine(GKE)ばかりを使っていたのですが、 今回実験したいのは IoT の世界でいうエッジ側の話なので、できればオンプレミス相当の Kuberentes クラスタが欲しいところです。

そんなわけで、これ幸いと自宅の vSphere 環境で Cluster API を叩いてゲストクラスタを作ることにしました。Cluster API は、2019 年に VMware から発表された VMware Tanzu や Project Pacific の実装でも使われているそうで、そういう意味でも興味のあるところです。

VMware Tanzu や Project Pacific は、エントリの本筋ではないので細かくは書きませんが、めっちゃ雑に書くと、vSphere と Kubernetes がイケてる感じにくっついたヤツです。

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