毎度おなじみぼくの原点、多摩高校ギターアンサンブル部の、第 49 回定期演奏会に行ってきた。
3 月 27 日、金曜日。多摩市民館大ホール。七年ぶりに “市民館” での開催。多摩市民館、ぼくの引退時(第 39 回)の開催地でもある。
ぽつぽつと感想ツイート(?)をしたので、それを転載する形で。
ぱとり重奏のクオリティはんぱなかったね今日ね、あれはとてもよかった。編曲がよかったのもあるけど、バランスも音色もばっちりすぎるほどによかった
— くろい (@kurokobo) March 27, 2015
パートリーダだけって、人数比的な意味でそもそも構成上の問題を抱えている状態なのだけれど、でもよかった、とても。
信頼関係でできた音、すてきです。
あと個人的にパート紹介のアルトファーストのあんぱんまん、編曲(元ネタあるのかもしれないけど)のセンスと楽器の使い方の『パート紹介兼楽器紹介』という目的の充足っぷりが好きでひじょうに評価たかかった
— くろい (@kurokobo) March 27, 2015
パート紹介の『紹介』としての本意は、合奏におけるパートと楽器の役割を構成面と音域面で切り取って強調してみせることなので、その意味で主旋律のアルトギターと超高域での修飾のソプラノギターという役割がはっきりした編曲だった。
あとは情熱大陸の冒頭のソロね(`・∀・´ Ξ `・∀・´) よいうたいかたでした(`・∀・´ Ξ `・∀・´)
— くろい (@kurokobo) March 27, 2015
情熱大陸、あの編曲は十年以上前から存在してるし毎年どこかが弾いてるから散々聴いてて正直もう飽きてたんだけど、でも今日の冒頭のソロはその飽きをしばし吹っ飛ばしてくれるくらいよかった(まだ言ってる
— くろい (@kurokobo) March 27, 2015
これは書いたとおり。いままで聴いたなかでいちばん。ソロはこうでなくっちゃね。
どの曲も市民館とは思えないくらい気持ちよく音が抜けてきたし、響かせれば響くのね。音の出し方がウマいんだろうなあ。
市民館で開催する是非はいろいろ意見があるだろうけれど、お高くとまりがちなコンサートホールよりは確実にこっちのほうが客席との(心理的な)距離は近いし、聴く側も『日常の延長』の世界観で居られるので、親しみを感じやすいというのはあると思う。労せずとも “それなり” になってしまうコンサートホールと違って、こういう市民館でのコテコテの手作り感もだいすき。
ギターアンサンブル部といったって、別に音楽家の集まりではなくて、ただの部員の集まりだし、そうすると音楽はそれ自体が目的ではなくて、あくまで部活をたのしむための手段でしかないわけで。
音楽側に寄せたらコンサートホールだろうし、部活側に寄せたら市民館だろうし、一長一短ではあるものの、好き放題たのしむ(部活らしい)自由度は市民館ならではだよなあと思う。
来年は第 50 回。とうとう 100 まで折り返し地点。楽しみです。