はじめに
0.13.0
までの AWX Operator は、Kubernetes の クラスタスコープ で動作していました。default
ネームスペースに AWX Operator がただ一つ存在していて、同じクラスタ内であればネームスペースを問わず AWX リソースを管理できる状態です。AWX Operator の 0.14.0
では、これが ネームスペーススコープ に変更されています。すなわち、AWX Operator 自身が存在しているネームスペース内でしか AWX リソースを管理できません。
また、AWX Operator のデプロイ方法も、GitHub 上のマニフェストファイルを kubectl apply
する従来の方法から、0.14.0
では make
を使った方法に変更 されています。
従来、AWX Operator をアップグレードしたい場合(すなわち AWX をアップグレードしたい場合)、AWX リソースのパラメータに互換性がある範囲であれば、単に新しいバージョンのマニフェストファイルを kubectl apply
すれば充分でした。しかしながら、前述の変更を踏まると、0.13.0
以前から 0.14.0
以降へアップグレードする際は、不要なリソースの削除など少しだけ追加の手順が必要です。