8 月 3 日、日曜日。NHK 交響楽団の、N 響ほっとコンサートに行ってきた。
夏休み特別公演と書かれていることからもわかるように、イベント自体は夏休み中のおこさまたち向け。
おこさまたち向けのイベントではあるけれど、おこさまたち向けだからって手を抜くなんてことは当然ながらまるでなく、むしろ平時の定期演奏会よりも熱が入っていた印象でとてもよかった。
おこさまたちってすごく正直で、つまらなくて飽きたらすぐに興味を失ってほかのことをしだすわけで。
だからなのかわからないけれど、奏でられた音楽は、これでもかというほど強烈にオーケストラの魅力をアピールしてきていて、かっこうよさを全力で見せつけてくるような、そんなアツい演奏だった。
ねちっこくて暑苦しいほどにストレートに本気で、それがさいこうに爽快。あそこまで重くて壮大な終わり方をする『キエフの大きな門』は初めて聴いたよ! かっこうよかったー。
オーケストラの魅力を伝えようとして企画されたコンサートで、オーケストラかっこいいなーって思えたので、だからとても気分がよかった。
定期演奏会みたいなかっちりしたのもあれはあれでいいけど、こういう気軽な雰囲気で本格的な音楽が聴ける演奏会っていうのもよいですね。