カテゴリ "高校" のエントリ

ゲームボーイアドバンスの液晶を交換した話

高校二年生のとき、中学生の頃に買ったゲームボーイアドバンスを、初めていろいろ改造した。

ホワイトだった本体をウレタン塗料でがっつり黒に塗り、電源の LED を緑から青に変え、そして Afterburner と呼ばれるフロントライトを追加して、さらにその光量調節をボタン操作で行えるようにするチップ(Stealth Dimmer Chip)を取り付け。

今では考えられないけれど、ゲームボーイアドバンス(というか当時の携帯ゲーム機全般)はもともと光源を何も積んでおらず、致命的に画面が暗かった。

だからこのフロントライトも、当時はけっこうインパクトがあり、わくわくしながら取り付けたものである。実際、暗所でもこれだけの視認性が得られる。

で、それから 15 年ちかく経った最近、ゲームボーイアドバンス用の交換用のバックライト付き液晶の存在を知った。もちろん純正品ではない。

とくに遊びたいゲームがあったわけではないのだけれど、久しぶりに何かを改造したい欲がもこもこしてきたので、とりあえずポチり、台風で家に引きこもっている最中にちまちまと交換したという具合。

まずは前述の Stealth Dimmer Chip を取り外さないといけない。この半田付け、高校生のぼくにはものすごく難易度が高くて苦労した記憶がある。今見ると配線はキレイだけれど、半田付けがものすごく汚い……。イモもいいところである。とはいえ、15 年動いてくれたわけだけれど。

これがもともと付けていた Afterburner。雑に言えば、液晶の手前に配置する、光る透明な板。

こんな感じで光る。

懐かしさを覚えつつ、全部とっぱらって、左のモノに交換。

試しに通電させた時点で、技術の進歩ってすごいなあと思った。明るいし…… ドットが細かいし……。

この液晶、解像度が元の 4 倍で、従来の 1 ドットを 2 × 2 の 4 ドットで描画している。ドットピッチが倍なので、単に明るいだけでなく、明らかに見た目がきれい。

ただし、元の液晶よりも一回り大きいので、本体のケースをごりごり物理的に削らないと所定の位置に収まらない。

単に部品を交換するだけだとあっさりすぎるので、改造している感があってちょうどよかった(?)。

で、こうなりました。

とても明るい。そしてきれい。暗所でこれだけ見えて恐ろしい。コントラストがエグい。

並べると圧倒的な差。満足です。


大宮高校ギター部 第 40 回定期演奏会

さいたまダービー最終戦こと、大宮高校ギター部さんの定期演奏会。5 月 6 日、水曜日。さいたま市民会館大宮の大ホール。

アンコールの出来が! 至高でした! そういえば 去年 もそうでしたね。

メイン曲のように緻密にかちっと組み立てる作り方もできて、アンコールのように自由闊達な作り方もできる、そういうフレキシブルな器用さがありそうです。

今回は全体的に前者寄りでしたが、個人的には後者の空気も大好きなので、積極的に登用してほしいところ。

じっくり煮込んだ重奏も、じっくり煮込んだだけあってじっくり煮込んだ味がしました。

なかでも Summer のうたいあげが絶妙で、久しぶりによいギターの音を聴いたなあと思える、納得の響きでした。よいものです。

たのしかったです。

ぼくがこうしていろいろな部活の演奏会に足を運べるのも、いつまでできるのかなあって、最近そんなことを思うことが増えました。

時間が経つのは、はやいものです。


坂戸高校ギター部 第 31 回定期演奏会

坂戸高校ギター部さん。去年文化祭に行って 気になったので、今度は定期演奏会に行ってきました。

5 月 4 日。会場は坂戸市文化会館の大ホール。

文化祭のときから感じていたことですが、寸劇など “遊び” のテンションを全体に取り入れながらも、根底はひじょうに礼儀ただしい、とてもていねいな部活である印象を受けました。

重奏では個々人の名前がアナウンスされて、入場時に一人ずつにスポットが当たって礼をして拍手をもらう時間がある。定期演奏会は『部活』という単位での催しで、だから個々人が大きく取り上げられることは多くないのですが、こういう枠をうまく使うのはすてきな文化ですね。

演奏もとてもていねいで、逆にいえば全体的におとなしい印象もありましたが、HERO のトレモロやアラジンのグロッケン、流星群の導入部など、ところどころヒカるモノがあって満足でした。とくに流星群の導入部は空気感がさいこうによくて、ああいう音は聴くとぞくぞくしますね。演奏の最大の演出は音そのものだよなあと。音を出した先の空気までつくれると、演奏の世界はやっぱり広がります。

ただ、編成上、プライムギターが大多数なので、どうしても中音部が厚くなりがちな傾向はありそうです。プライムギターの音の丸さは武器ですが、同時に埋もれる原因にもなるので、役割に応じて音色を変化させるなどバランスを取ってみるのも楽しいかもですね。

マイクがにょきにょき潤沢に立っていた(うらやましい!)のと、あとは重奏の方々の演奏にぴったりな衣装と照明と舞台づくりのセンス(うらやましい!)がうらやましいポイントでした。演出は曲の雰囲気に合いすぎていてズルいレベルです。

演奏だけを追求した演奏会ではなくて、部活というコミュニティそのものを紹介する場、あるいは保護者の方々や OB の方々に成長をお披露目する場として、とても機能的な演奏会でした。よいエンタテイメントです。みなさんたのしそうです。

30 年以上続いている長い歴史があるとのこと。これからも折に触れて追いかけて行きたいですね。


相模原中等教育学校クラシックギター部 第 27 回定期演奏会

行ってきた。4 月 19 日、土曜日。相模女子大学グリーンホールの、大ホール。伝説的なセンパイたる一期生さんたちの去年の活躍を受けての、二期生さんたちの定期演奏会。

今年もしっかりとよい演奏会だった。『一期生スゴい』から『この部活スゴい』にきっちり切り替わったし、きっと来年も再来年もよい演奏会になるのだろうと思う。

もちろん全曲がカンペキってことはなかったけれど、ウマい曲のウマい部分は信じられないくらいウマいのもあいかわらずで。コンクール曲であるムソルグスキィの本気で狙ってきている感とか、オーボエ協奏曲の一瞬で会場の空気を変えるほどの作り込みっぷりとか。さいこうでした。

そして今年も指揮がよい。コンクール曲の彼も好きだけど、四年生の彼もまたスゴいのが出てきたなあという感じで、すでに来年の楽しみができてほくほくしている。

コンクール、楽しみですね。8 月、東京芸術劇場で会いましょう。


多摩高校ギターアンサンブル部 第 49 回定期演奏会

毎度おなじみぼくの原点、多摩高校ギターアンサンブル部の、第 49 回定期演奏会に行ってきた。

3 月 27 日、金曜日。多摩市民館大ホール。七年ぶりに “市民館” での開催。多摩市民館、ぼくの引退時(第 39 回)の開催地でもある。

ぽつぽつと感想ツイート(?)をしたので、それを転載する形で。

パートリーダだけって、人数比的な意味でそもそも構成上の問題を抱えている状態なのだけれど、でもよかった、とても。

信頼関係でできた音、すてきです。

パート紹介の『紹介』としての本意は、合奏におけるパートと楽器の役割を構成面と音域面で切り取って強調してみせることなので、その意味で主旋律のアルトギターと超高域での修飾のソプラノギターという役割がはっきりした編曲だった。

これは書いたとおり。いままで聴いたなかでいちばん。ソロはこうでなくっちゃね。

どの曲も市民館とは思えないくらい気持ちよく音が抜けてきたし、響かせれば響くのね。音の出し方がウマいんだろうなあ。

市民館で開催する是非はいろいろ意見があるだろうけれど、お高くとまりがちなコンサートホールよりは確実にこっちのほうが客席との(心理的な)距離は近いし、聴く側も『日常の延長』の世界観で居られるので、親しみを感じやすいというのはあると思う。労せずとも “それなり” になってしまうコンサートホールと違って、こういう市民館でのコテコテの手作り感もだいすき。

ギターアンサンブル部といったって、別に音楽家の集まりではなくて、ただの部員の集まりだし、そうすると音楽はそれ自体が目的ではなくて、あくまで部活をたのしむための手段でしかないわけで。

音楽側に寄せたらコンサートホールだろうし、部活側に寄せたら市民館だろうし、一長一短ではあるものの、好き放題たのしむ(部活らしい)自由度は市民館ならではだよなあと思う。

来年は第 50 回。とうとう 100 まで折り返し地点。楽しみです。